第2回デジタル人材育成学会大賞 受賞記念セミナー 「デジタル人材育成の最新事例をご紹介」

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群馬県のデジタルクリエイティブ人材育成について

群馬県では、小中高生といった若い段階から、ゲームやアニメ制作、VR、AIなどのデジタルクリエイティブ技術を無料で教える人材育成拠点「tsukurun」を運営。デジタル技術は元より、新たな価値を生む創造性豊かな人材を育成することで、地域の生産性を向上させ、デジタル・クリエイティブ産業の創出・集積を目指す。既にtsukurunの人材育成に共感し、県内への企業進出事例が生まれている。
また、令和６年度からの新たな取り組みとして、世界中の先進国で導入されているアルメニアのTUMOプログラムをアジアで初めて群馬県に導入することを決定した。令和７年度夏頃のオープンを目指し、施設の設置・運営等を進めている。

群馬県産業経済部戦略セールス局ｅスポーツ・クリエイティブ推進課 クリエイティブ人材係
主任　南齋 浩樹

＜講演者プロフィール＞
tsukurunの運営やtsukurunの利用者の作品を展示するメタバースプロジェクト、生成AI使用可能なtsukurunデジタルクリエイティブコンテストなどに携わっている。また、TUMOの導入に向けた各種業務にも携わっている。
過去には経済産業省コンテンツ産業課でeスポーツやメタバースの調査事業、東京国際映画祭などに携わる。

デジタル人材学生の育成～未来の “技” 術者を “育” てる『技育プロジェクト』の意義と取り組み～

昨今、生成AIをはじめとしたテクノロジーの進化は目覚ましく、その活用が多くの産業に影響を与えています。しかし、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」では、2030年には約80万人ものIT人材が不足すると予測されています。この状況を変えるために、「技育プロジェクト」は、学生というキャリア初期段階からものづくりの機会を提供し、継続的な成長を支援することで未来を担うエンジニア人材を育成することを目指しています。これまでの取り組みや現状について報告いたします。

株式会社サポーターズ
代表取締役　楓 博光

＜講演者プロフィール＞
慶應義塾大学を卒業後、大手広告代理店を経て、2010年にVOYAGE GROUP（現CARTA HOLDINGS / 東証プライム市場上場）に入社。2012年4月に社内起業として、ITエンジニアのキャリアを支援する株式会社サポーターズを創業。親会社の役員なども歴任しながら、これまでに約1000社の新卒エンジニア採用支援、約7万人の学生エンジニアのキャリア支援を行う。著書『ゼロからわかる新卒エンジニア採用マニュアル』。

広域自治体（東京都）におけるデジタル人材育成

GovTech東京は、「東京都庁」と「都内62区市町村」のデジタルトランスフォーメーション（DX）推進を加速するために、都庁のデジタルサービス局と協働する組織として2023年に設立されました。各自治体が自走するための伴走支援や技術知識・仕様理解のための勉強会の開催など、広域自治体としてデジタル人材育成にどのように取り組んでいるか、現状と今後の展望をお話します。

GovTech東京 DX協働本部
区市町村DXグループ長　田邊 進一

＜講演者プロフィール＞
SIerにて公共分野のシステムの設計・開発・運用・保守・プリセールスなどを担当し、2022年に25年勤めていたSIerから東京都に転職。デジタルサービス局にて、区市町村のDX推進に携わる。2023年9月よりGovTech東京に所属。

GovTech東京 デジタル人材本部
人材育成グループエキスパート　阿部 優太郎

＜講演者プロフィール＞
通信会社にて研修講師含めた人材開発、採用、人事企画などを担当し、2020年にシンクタンク系ITサービス会社に転職。人事コンサルタントとして企業のDX推進支援に人材戦略面で携わる。2024年6月よりGovTech東京に所属。

閉会