2023年12月22日
2023年12月16日(土)、関西サイバーセキュリティ・ネットワーク事務局が主催する学生向け「学校対抗CTF大会」を見学しました。この大会は、日本のサイバーセキュリティ人材育成を目指し、大阪市内会場とオンラインで開催されました。参加者は、現地とオンライン併せて300名を超える熱心な学生たちでした。
大会の開始に先立ち、総務省近畿総合通信局長の菱沼宏之氏により、日本のサイバーセキュリティ人材不足の現状と、未来のセキュリティ専門家を育成に通じるこの大会の重要性が語られました。続いて、情報通信研究機構サイバーセキュリティ研究所(NICT)副所長の井上大介氏による講演にて、日本を狙うサイバー攻撃の現状と、NICTによる先進的なサイバー攻撃対策システムが紹介されました。
大会は、大阪大学CTFサークルWaniHackaseによる説明とチュートリアルで幕を開けました。出題テーマは暗号の解読からWebサイトの解析、生成AIのプロンプトインジェクションなど多岐にわたりましたが、学生たちは、運営や各大学の教授のヒント等を参考にしながら、チームワークを駆使して問題を解決していきました。熱い戦いの末、上級者部門からは3チーム、初級者部門からは3チームがそれぞれ表彰されました。
今後もデジタル人材育成学会では、このような先進的なデジタル人材育成の取組みを紹介します。
(会場の様子)