先日、成蹊大学の正規科目であるキャリア発展講義(デジタル人材)にインフォテック株式会社の加藤さんと当学会の杉野谷副会長がゲストスピーカーとして登壇しました。この科目は、これからの世の中で必要とされる「デジタル人材とはどのようなものか」を学ぶ科目であり、具体的には「デジタル人材のキャリアと求められる能力」「ICT業界の全体像」「ICT業界の企業・職業研究」などについて講義やワークを通じて学ぶ科目で、主に2~3年生が受講しておりました。当日は現役エンジニアである加藤さんから、具体的な仕事内容の紹介・1日の流れ・エンジニアに求められる3つの能力等をお話しいただきました。
中でもSEに求められる能力では、コミュニケーション力が特に重要と加藤さんはお話ししておりました。その理由として、「システム開発は1人で行うものではなくチームで行っている。チームのメンバーとスムーズに仕事する上でコミュニケーションは必要不可欠な能力になる。」「システムを使って恩恵を受けるのは『人』であるので、『人』について知っている必要がある。」という話に多くの方が深くうなずいておりました。
その後の質疑応答では、「加藤さんの所属部署ではなぜアジャイル開発を行っているのか」、「学生時代にどんな言語を学んでおくべきか」等、多くの質問をいただきました。
講義後、「今まで、文系でもSEのような職につけるのか不安でしたが、今回文系からSEという道を進んだ加藤さんの話を直接聞けて大変勉強になった。」「SEの仕事の内容だけでなくチームビルディングをする上で大切なことを多く学んだ。」等の感想をいただきました。
今回の講義が学生の皆様の業界研究の一助になれば幸いです。
当学会では、このような講義でのゲストスピーカーの派遣も行っております。広報担当までお気軽にお問い合わせください。